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精神安定剤「デパス」 もしも依存してしまったら…
2017年07月04日

精神安定剤「デパス」 もしも依存してしまったら…

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みなさんこんにちは。今回は彼女が依存してしまった薬について書いてみます。依存の話は何度か書いてきましたが、今回は薬そのものについて少し具体手的に書いてみました。私の彼女が服用している薬はデパス(エチゾラム)です。精神安定剤の中では有名な薬の一つです。
※身近な人間の様子を見てきて感じたこと、本人がかかった医師の話などをもとに執筆したもので、内容については「参考程度」との認識で読んでください。

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睡眠薬の定番ベンゾジアゼピン

不眠に悩み服用を始めたのが1年ほど前でした。病院で診察を受けるように勧めましたが、「面倒くさい」と聞いてくれず、個人輸入することにしました。一抹の不安もありましたが、不眠症状がそれほど深刻とも思っておらず、深く考えずに要望に応えたことを本当に後悔しています。

デパスは睡眠薬の中でもっとも使われていると言われるベンゾジアゼピン系の薬です。抗不安作用、睡眠作用のほか、筋弛緩作用があるので整形外科などさまざまな医療の場面で使われています。

安全の意味

ベンゾジアゼピンは脳の受容体の一つで、デパスはこの受容体の働きを抑制し不安を感じる機能などを和らげるそうです。ベンゾジアセピン系はしっかりとした催眠作用があるにもかかわらず、重篤な副作用が少ないので多くの睡眠薬に使われています。例えば、デパスの致死量は数十万錠らしく、飲み過ぎても「安全」だと言われています。といっても「死なない」「死ねない」だけであって、定められた服用量を守らなければ「危険」です。

強い依存性

作用時間(半減期=血中濃度が最高に達してから半分になるまでの時間)は6時間ほど。眠気、ふらつき、倦怠感、脱力感などの副作用が見られます。当たり前のことですが、アルコールとの併用は副作用を増幅するので厳禁です。ベンゾジアゼピン系の薬は依存性が強く、過剰摂取や服用期間が長くなるとやめられなくなりやすいです。デパスの場合は認められている服用量は成人で1日3mgまで。服用中に急にやめると、イライラ、不安感の増幅、震え、不眠などの離脱症状が出ることがあります。

副作用の具体例

彼女が飲み始めたころ、慣れてないせいもあるのかなと思いつつ様子が変なことが気になり、こうした薬の特徴を改めて確認させました。ところがその甲斐もなく、いつ会っても副作用が出ているような感じになっていき、酒も飲んでしまうのでとにかく注意を繰り返していました。

テンションが高いこともあればトロンとしていることもある。ろれつが回っていない。フラフラして足元が覚束ない。転倒する。頻繁に眠気を催す…こういう状態になることが多かったです。

何で泣いたの?

ある日、様子のおかしい彼女に合わせて会話をしていると思わず涙を流してしまいました。夜の車。気づいていないようだったので、そのまま何事もなかったように振る舞っていたのですが、目的地に着くとこう言われました。

「さっき、なんで泣いたの?私がボロボロになったから?」

しばらく言葉が出ませんでした。病院に行こうと話しましたが受け入れられませんでした。薬がちゃんと効いて安定している時間も多く、そういう時は私も一緒にいて楽しく、私が感じていた不安もうやむやになって時が経っていきました。

現在は規制対象に

そういう時期、昨年の9月、デパスが向精神薬の指定を受けました。「依存性が強く乱用の恐れがある」として「麻薬及び向精神薬取締法」の適用対象となりました。まず法律の名称に衝撃を受けました。内容としては個人輸入、譲渡目的の所持などは禁止▼医師の処方によらなければならなくなる▼医師も30日分以上の処方はできなくなる-といった感じです。

駆け込み購入が仇に

さすがに怖くなり、やめられないか話し合いをしましたが、すでに依存状態にあったのでしょう。「無理」としか言いません。深夜の繁華街で怒鳴り合いになったこともありました。ですが、いずれにしても法の施行後は病院に行かなくてはいけない。それは本人も理解しており、「法律が変わったら病院に行くしかなくなるんだからいいじゃん」という言葉を受け入れました。

ところが彼女は施行前の駆け込み購入をしていました。

「なんで?」
「病院面倒くさいから」

酒との併用もやめず、酔いつぶれたり、友達とトラブルになったり、仕事に行っても途中でダウンしたりするようになっていきました。

「もう終わりにしよう。一緒にいても不幸になるだけよ」

私にはとても受け入れ難いことでしたが、年も離れており、「じゃあどうするの?このままで2年後、3年後どうするの?」と問われると言葉を返せませんでした。ケンカばかりで、もうダメだろうかと思い始めていた時でした。

「もうダメ。助けて」

朝、友達と大げんかして自暴自棄になり、ピアスの穴を開ける道具で舌を穴だらけにしたと連絡がありました。間の悪いことに私は出張中。夜になってようやく会えた時には落ち着きを取り戻していましたが、疲れ切っていました。

耐性の怖さ

仕事も辞めてきたという彼女にしばらくゆっくり休むように言いました。私は2週間の出張を控えていましたので、その間は大人しくしていてほしいと懇願。帰った時にはかなり落ち着いていてようやく病院に連れて行くことができました。

徐々に落ち着いてきているように思っていたのですが、実はこれ、薬に慣れて耐性がついていたのでした。普通の量では効かなくなり、私の知らない間に飲む量が増えていっていたのです。そこからの苦しみは今までにも書いた通りです。

ある時、一度に20錠(20mg)飲んでも平気だったと打ち明けられたこともありました。かつてある病院で、不眠を訴える手術後の患者に「0.5mg」を投与するつもりが誤って医師が「5mg」と指示し、重度の脳障害で昏睡状態に陥ったという「事件」がありました。術後の患者との差があるとはいえ、彼女の異常な摂取量にゾッとしました。

分かっていないくせに

「デパスの量を減らし、副作用の少ない薬の割合を増やして最終的にはデパスはやめる。2カ月を目標にやってみよう」

ある病院で言われたことです。これならできるんじゃないかと思ったのですが、無理でした。減薬、断薬の苦しさだけが理由だったわけではありません。ある時期から彼女は過食症にも悩むようになりました。これがデパスを服用している間は収まるというのです。医師も「そんな話は聞いたことがない」と言っていたそうですが、とにかく本人はそういう効果を感じていて、「食べてしまうよりはマシだ」と余計にデパスに頼る気持ちを強めてしまいました。

減薬、断薬の苦しさは私には分かりません。最近は薬が切れると歯や手が震えることもありますが、下手に口出しすると「分かっていないくせに」とイライラをぶつけられます。いくらでもぶつけてくれと言っていますが、記憶力の劣化やイライラの頻度も高まっていき、本人は今も苦しんでいます。

どうしても薬に頼らないといけないことはあるでしょう。医師の指示を守ってずっとデパスを飲みながら安定した生活を送っている方もたくさんいます。やめられるものならやめたいと思いつつ手放せない場合はそれも選択肢なのでしょう。

しかし、誤った飲み方を続けてしまうと取り返しがつかなくなります。私の大事な人は規制対象となった理由そのまんまの道を歩んでしまいました。今、飲まれている方は依存度や耐性がつき始めていないか注意を払い続けてください。私には関係ないと思った方も、もし、今後、何かあってデパスを処方される機会に遭遇することがあったらこの記事を思い出してください。万一依存してしまったら時間をかけて医師と相談しながら減薬するのが無難。いきなりやめようなどとしたりしてはいけません。反動がすごいです。焦りは禁物です。

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posted by ゆうさく at 11:18| Comment(2) | 彼女と借金と私 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんな不安をあおるような話はやめてください。今治療している人もいます。この薬を処方されて順調に回復していたのに・・・突然薬を飲みたくないといってすごい不安感に襲われ、「耐性ができて薬が効かなくなったらどうしょう」と。悩みだしました。そして「その時は私死んでもいいかな。」とまで言い出しました。あなたの彼女は、アルコールを飲んだり、過剰摂取したための結果でしょ。薬も正しく使えば人を救います。この文書はデパスは怖いと印象つけています。病気で判断力弱っている人たちには毒です。
Posted by 悩める母 at 2017年07月17日 19:19
>悩める母さん

対応がおくれました。すみません。間違った飲み方をしたからではないかとは、まさにその通りで、正しい飲み方をしないと危険ですという話をしたつもりです。

実際、依存・乱用の恐れがあると規制を受けた薬ですから恐い薬という側面はあるんじゃないでしょうか。デパスの依存性、耐性の高さ、乱用の危険性を指摘する情報はいくらでもありますよね。医師にもどういう薬なのかという説明や服用時の注意を受けているのでしょう?

もし依存しやすい、耐性がつきやすいという説明を受けてないのなら、それはそれでいかがなものかと思いますが。

どういう薬なのか理解し、耐性がつかないように適切な飲み方をしていれば大丈夫なのではないですか。

耐性ができる可能性があるという話を知り、不安になっていると医師に相談してみてはどうですか。
Posted by ゆうさく at 2017年08月06日 02:57
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