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楽天証券システム障害 売買不能の恐怖 発生した損失はどうなる?
2017年08月26日

楽天証券システム障害 売買不能の恐怖 発生した損失はどうなる?

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みなさん、こんにちは。昨日の全国的なシステム障害には参りましたね。グーグルが原因との報道もありますが、そうであれば、その影響力の凄まじさを改めて見せつけられた思いがします。

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いきなり売買不能に

日常生活で。ビジネスで。いろんな形で影響が発生しました。私の場合は株の売買です。後場からまったく何もできない状態が続き、気が気ではありませんでした。

過去にも書きましたが、私は、なけなしの資産でかろうじて投資を続けています。少しでも収益を上げられたらと思っていますが、最近は冴えず成果はほぼ横ばい。保有銘柄が急落したら目も当てられないことになるので、いつもヒヤヒヤしています。下手に動くと後悔することになるのではないかと思うこともあって、今月はほとんど動かずにいました。

そんな私が昨日の前場、急騰の兆しが顕著な銘柄に目移り。高値掴みになる可能性大と思いつつ保有株をちょいプラスで売却し乗り換えました。

注文を取り消したいんだ!

このまま伸びてくれと願っていましたが、板の雰囲気は上下どっちにでも転びそうな状態。ナイアガラが来れば即撤退と決めていたのですが、スマホでもパソコンでもログインできない。Yahooファイナンスで値動きを見てハラハラするしかない。そうこうすると、これが思った以上に上に伸びて行き始めました。一応、前場に指値で売りを出していましたが、利益確定するか、売りを引っ込めるか、状況を見て考えようと思っていたのにどうしようもない。

そんな心配をよそに上値を追う展開をしている。指値に届くような気もしてきましたが、これは売らない方がいいと方針を転換。注文を取り消したい。でも何もできない。参った。電話もつながりません。取消注文。たったそれだけのことができない。

この後どうなるのだろう。このまま売れちゃったら売れちゃったで諦めもつくけど、恐いのはナイアガラ。来ても対応できない。もしも、そうなったら…なんとかして損失が出る前に売りたい。ああ無情とはこのことか!もうイライラしっぱなしっです。

何とか無事に終了

引けまで30分。仕事に行く時間となりました。値動きを見ながらハラハラドキドキ。結局、取引時間中に復旧しませんでしたが、欲をかいて高めに指していたことが珍しく幸いして持ち越し確定。いやあ、よかった。でも約定の成否を確認できたわけではありません。

仕事が忙しく復旧確認もできないまま、夜中にやっと確認すると約定されていませんでした。でも利確した方がよかったかもという気持ちも。ああでもない、こうでもないと考えるとキリがないですが、これで週明け急落したら笑うしかないです。

ともあれ、心臓に悪い日でした。私の場合、たまたま意思に反する結果にはなりませんでしたが、そうでなかった人はたまったものじゃありません。

システム障害時の対応 楽天証券の場合

楽天証券ではシステム障害時の対応についてはこのように定められています。

楽天証券システム障害時の対応
https://www.rakuten-sec.co.jp/web/commodity/rule/order-rule-04.html

「障害により取消注文が正常に執行(市場へ発注)されず約定してしまった注文 誤って成立した当該約定を事後的に取り消します(弊社自己勘定に付替え)」

ケースによって様々な対応がなされるようです。私の場合、注文を取り消したかったが、発注ができなかった。もし約定されていたら上記のケースが適用されたのでしょうか?

障害で発注できなかった?そんなこと言われても知らないよ!

ただ「注文を受注していない場合」として、こんなことも書かれています。

「障害により注文ができなかった...
例えば... ログインできず注文が出せなかったので、得られたであろう利益が享受できなかった 約定結果の画面反映に時間を要したので反対売買が発注できず、得られたであろう利益が享受できなかった 注文を取消(訂正)する予定であったが、画面の遷移が遅く取消(訂正)が発注できず元の注文で約定してしまった これらは、いわゆる機会損失に該当します。弊社として受注行為がないことから価格の確定ができず、損失額の確定ができません。したがいまして、このような機会損失については、損失を補填することができませんので、あらかじめご了承ください」


なんじゃ、こりゃ?

私の場合、取消注文が発注できない状態だったのでこちらなのでしょうか?これが適用されるなら本当に最悪です。損失を発生させた方がどれだけいるのか、信用取引の人とかヤバくなった人もいそうですよね。

ルール見直しが必要じゃない?

私はラッキーでしたが、これで損していた場合、納得できるかどうか。納得できるはずがない。これ自社のミスで障害が起きてもこういう対応をするのでしょうか?同じくシステム障害が発生したSBI証券も同じようなことが書いてありました。障害による機会損失の補填はしないというのはひどい話です。

金融商品取引法39条で「損失補てんの禁止」について定められているみたいなのですが、次のような項もあります。

「第二項の規定は、同項第一号又は第二号の約束が事故による損失の全部又は一部を補てんする旨のものである場合及び同項第三号の財産上の利益が事故による損失の全部又は一部を補てんするため提供されたものである場合については、適用しない」

昨日のようなシステム障害は事故に該当しないのでしょうか?事故であっても損失額が確定させられないから対応できませんということなのでしょうか?素人にはよく分かりませんが、昨日、発注できずに損していても救済されないということですよね。やっぱり釈然としない。損していたら「ふざけんな」という気持ちが爆発していたと思います。

同じ様なことがいつ起きるか分かりません。投資家保護のためにも、こうした大規模障害の発生を機にルールの見直しというわけにはいかないのでしょうか?でなければ、昨日と同じ様なことが起きれば、立ち直れないほどのダメージを喰らうこともあるわけで。恐いことですよ、これは。

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posted by ゆうさく at 14:44| Comment(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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