考え事ばかりで
みなさんこんにちは。ゆうさくです。薬物依存の治療を受けることになったはずの彼女でしたが、一筋縄ではいきません。私、一人の力ではいかんともしがたく、親の力も借りることにしたところ、親に知られることを嫌がっていた彼女はその行為を裏切りと受け取って荒れてしまいました。
下手をすると益々荒れて行きそうな彼女のことや借金のことなど、日々の悩みと急激な体重減で毎日フラフラ。「集中力を欠いている」と自覚できていても考え事ばかりしていました。
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やってしまった!?
コンビニの駐車場から道路に出ようとした時のこと。いつも通り左右確認をして、歩行者、自転車がいないことを確認してゆっくりとアクセルを踏んで道路に出ようとしました。その時でした。何か接触した感触、ガンという音が聞こえると車の前を横切った自転車の若い男性が止まりました。
「やってしまったか!」
一瞬で夢から覚めたような心地になりました。
「大丈夫ですか?」
慌てて車を降りて彼の元に。転ぶこともなく急ブレーキを掛けて止まった彼は自分の体のあちこちを触りながらけがの有無を確認していました。どうやら何ともなかったもよう。
「大丈夫です」
でも接触したことは間違いない。自転車の後輪あたりを中心に破損箇所の有無を確認しましたが、もともと老朽化していてよく分かりませんでした。その後、何度か体に異常がないか確認してもらいました。後から何か言ってこられるかもしれませんが、とりあえず心の底から安堵しました。
もしはねていたら…
私の車の左前方下部のパーツには、ひっかきキズのような跡がくっきり残っていました。自転車のスタンド部分でこすったのでしょうか。あやうく人身事故を起こしそうになった私。
「もしはねていたら」
過失運転致死傷罪で逮捕、損倍責任…いろんなことを想像して本当に本当にゾッとしました。
心ここにあらず
なぜ自転車に気づかなかったのか。やはり「心ここにあらず」だったのでしょう。気持ちを落ち着かせて運転を再開したつもりですが、運転中はビクビクしっぱなし。家にたどり着いて車庫入れしていると車の後進を軽く拒む感触とともに、「ガガガー」
という音が。壁面で左後部をこすってしまいました。
「俺、やばいな」
こんな状態だと何かやらかす。自分が怖くなりました。あの瞬間は「人生終わった」と思っいましたし、「もうちょっとで終わらせてしまうところだった」という気持ちが消えず、自分のことも、もう少し心配した方がよさそうだ。改めて思ったのでした。
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